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皆さん「コエンザイムQ10」と聞くと、どんなイメージが湧くでしょうか?
シワを軽減し美肌を蘇らせる効果や肌の保湿力を高める効果といったイメージがありますね。

そのため、コエンザイムはハンドクリームや化粧水などに配合されていることが多いですね。コエンザイムが認知されるようになった近年では、健康にも良いと言われ、サプリメントも販売されています。

美肌を蘇らせるといったアンチエイジング効果というと白髪にも良さそうなイメージがありますが、コエンザイムとは一体どんな効果効能を持っているのでしょうか。

 コエンザイムQ10の効果効能と白髪との関係は?

コエンザイム1
コエンザイムQ10=美肌効果やアンチエイジング効果というイメージが強いと思いますが、コエンザイムQ10とはどのような物質かご存知ですか?

コエンザイムQ10は肉類や魚類などの食べ物に含まれている脂溶性の物質で、人間の体内にも存在し、体内で作ることができる物質です。酵素と深い関わりがあり、3種類の酵素(消化・代謝・食物)は単体では上手く働くことができないものもあり、その酵素の働きを助ける役割をもつ補酵素でもあります。

コエンザイムQ10は「酸化型」と「還元型」があり、コエンザイムが知られるようになった当初は酸化型、最新のコエンザイムは還元型と言われていますが、この2種類の違いは何があるのでしょうか。

コエンザイムQ10、酸化型と還元型の違い

コエンザイムQ10の酸化型と還元型の違いは「すぐに体内で働けるかどうか」です。

酸化型コエンザイムQ10の特徴は、

・摂取してから小腸で分解され、体内で働く還元型コエンザイムQ10へ変化させなければならない
・摂取した酸化型コエンザイムQ10が全て還元型コエンザイムQ10へ変化できるわけではない

・加齢(老化)により、酸化型コエンザイムQ10を摂取しても還元型へ変化させる機能も低下してしまうため、酸化型では十分なコエンザイムQ10の効果が得られない

といった特徴があります。

酸化型コエンザイムQ10もコエンザイムとしての効果効能は得られますが、若い人達が摂取するのであれば、まだ還元型へ変化させる力があるため、ある程度の効果効能を得ることができるかもしれませんが、中高年の方が酸化型のコエンザイムQ10を摂取しても全ての酸化型が還元型へ変化できるとは限らないうえに、変化させる力も衰えているとなるとせっかく摂取したのにも関わらず、勿体ないことになってしまいますね。

そこで出来たのが、還元型のコエンザイムQ10です。還元型を摂取すればわざわざ体内で変化をさせなくても摂取してすぐにコエンザイムが活動できるようになっているために、しっかりと身体の中で働きに回すことができるようになりました。

そのため、酸化型よりも還元型の方が効果効能を早く得られることができるという声も挙がっています。

コエンザイムQ10の効果効能

コエンザイム2
では、コエンザイムQ10は補酵素としての働き以外に身体にどんな効果効能をもたらしてくれるのでしょうか。

・抗酸化作用

・新陳代謝を促す

・アンチエイジング効果

・疲労回復、免疫力の向上

・心機能の向上

・基礎代謝の向上

があります。

 コエンザイムQ10と白髪との関係

コエンザイムQ10が白髪に良いといわれているのは、コエンザイムが持つ効果効能にあります。

抗酸化作用

抗酸化作用は今までにもお伝えしてきた通り、人は通常の生活をするだけでも活性酸素が発生しています。活性酸素も善玉、悪玉のような体に存在して良いものと悪いものの種類がありますが、悪玉的な存在であるヒドロキシルラジカルは生体損傷を及ぼす一番の原因とされています。

また反応性は強くはないものの、過酸化水素も活性酸素に分類され、身体を酸化させることで老化を促進させてしまうために白髪の原因にもなるので、除去する抗酸化が必要となり、コエンザイムQ10はその役割を持っています。

新陳代謝を促す

新陳代謝は細胞の修復や再生を行ってくれます。髪に色をつけるメラノサイトも色素細胞と呼ばれる細胞の1つのため、新陳代謝が悪いと細胞の機能が低下してしまうため、メラノサイトの機能低下に繋がります。メラノサイトが機能低下を起こすとメラニン色素の生成が上手くいかなくなってしまうため、活性化する必要があります。

新陳代謝を促すことでメラノサイトが活性化し、白髪の予防・改善に繋がります。

アンチエイジング効果

白髪の一番の原因は加齢(老化)によるものです。年を重ねていくと細胞がだんだんと衰え、細胞の機能も低下してしまいます。当サイトでも様々な栄養素が白髪の予防・改善に必要であり、生命活動を維持するために必要であることをお話ししていますが、それは加齢による細胞の機能低下で身体に必要な成分の生成が体内で出来にくくなるためです。

そのためにはアンチエイジング、いわゆる若返り効果が得られるものを取り入れる事が必要で、白髪もメラノサイトの機能低下やチロシナーゼ酸化酵素の減少などを再び取り戻すことが必要になります。

免疫力の向上

免疫力の低下は病気への抵抗力が落ちている状態で、免疫力を低下させる原因は様々なものがあり、加齢・食生活・ストレス・冷え・睡眠不足・化学物質などが挙げられます。

これらが原因で免疫力が低下すると風邪を引きやすくなるだけではなく、様々な病気にもかかりやすい状態であることを頭に入れておいてほしいのですが、身体の健康は髪の健康にも繋がるため、偏った食事やストレス・冷え・睡眠不足などの生活習慣の乱れは免疫力を低下させ、病気を招くだけではなく白髪の原因になる場合もあります

また、血液・血管内の健康や腎臓も白髪と深く関わりがあるため、身体の健康を保つことはとても大切になってきます。

心機能の向上

以前にもお伝えしましたが、今年行われたEuroPreventで白髪の増加は心臓疾患のリスクを高めるという研究発表がありました。
(詳しくは→「女性も要注意?髪の半分以上が白髪の男性は心臓疾患を患う可能性がある?」)

研究の対象が今回は男性のみだったため、女性に関してもこれから研究を行っていきたいと発表したカイロ大学の教授が言っていたことからも、日頃から身体や髪の健康は維持することが白髪の予防・改善や心機能が低下することを防ぎ、心臓疾患の予防のも繋がります

基礎代謝の向上

基礎代謝を上げることはただ単にダイエットの効果を上げるだけではありません。
基礎代謝を上げてダイエット効果を高めることは肥満予防であり、肥満も度を超えれば様々な病気の原因になる可能性があります。特に生活習慣病は血液や血管にまで影響があるため、病気だけではなく白髪の原因になる可能性もあります

基礎代謝を上げることは血流を促進してくれるため、白髪予防・改善に繋がります。

コエンザイムQ10に副作用はある?

コエンザイム3
コエンザイムは実は昔から存在しており、その頃は「医薬品」として心臓疾患を持っている人へ使用されていました。コエンザイムの医薬品としての役割は今もあり、医薬品としてもサプリメントなどの健康食品としてもコエンザイムは存在しています。

医薬品としてあったのであれば、副作用があるのではないかという疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、コエンザイムQ10は比較的多く摂取しても副作用が起こりにくいため、安全性が高いことが認められています。サプリメントの需要が高まり、安全性が高いことがあるからこそ健康食品としてもコエンザイムQ10は扱われるようになったのかもしれませんね。

コエンザイムは比較的安全性は高いですが、サプリメントは薬ではないので過剰摂取をしても効果が早く現れるようになるというわけではありません。日々の健康を維持するのが目的なため、毎日摂取量を守り、体内の成分を加齢や食生活、生活習慣などの原因から減少してしまうことから守るのが大切です。

まとめ

加齢とともに本来は体内にあるはずの成分(栄養素)というのは年々減少し、また生産する能力も低下してきてしまいます。そのため、コエンザイムや酵素など人の身体に必要なものであるからこそ、サプリメントが流通するようになったのかもしれませんね。

加齢はただ単に身体が衰えるだけではなく、身体の中の様々な成分や細胞の機能まで衰えます。そのため病気や関節の痛みなど若い頃には無かったような症状が出始めますが、中には病気もなく元気に年を重ねている人たちもいます。

それは髪にとっても同じことが言えます。髪も細胞が分裂することにより色をつけ、髪の成長をしてくれます。いつまでも健康で白髪に悩まないで若々しく過ごすためにも、身体のことを知ることがポイントになります。

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