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にがりというと、豆乳を豆腐にするための凝固剤として使われているのはご存知ですよね。

また、10年以上前にダイエットに良いとテレビ番組で取り上げられたことから「にがりダイエット」が流行りましたが、にがりはダイエットだけではなく健康にも良いという声もある一方で、にがりは身体に有害なものであり、摂取は危険であるいった声も挙がっています。

様々な声が挙がっているにがりが白髪にも効果的だと言われているのですが、にがりを使った白髪を改善をする方法は、身体への影響は心配ないのでしょうか。

 にがりが白髪改善に繋がるのはなぜ?身体への影響は?

にがり1
にがりダイエットが流行ったのは、摂取した糖質を血液に吸収されるのをゆっくりにしてくれるため、インスリンの上昇や血糖値の上昇がゆるやかになるという点と摂取した脂肪を分解する速度を遅くすることにより、脂肪を身体に貯めず、代謝を促すといった点から、にがりは肥満予防・改善に繋がるという理由からでした。

にがりダイエットが流行ったことにより、当時は元々豆腐を作るための凝固剤として使われていたにがりは飛ぶように売れたものの、健康被害なども報告されたためにダイエットや健康のためのにがり摂取への意見は賛否両論です。

様々な意見がある中、最近白髪にもよいと再び話題になっているにがりとはどのような成分が含まれているのでしょうか。

にがりとは…?

元々は豆腐の凝固剤として使われていたにがりには、どんな成分が含まれているのかというと…。

海水の成分の中で水分と塩化ナトリウムを除いたものがにがり(苦汁)で、主成分は塩化マグネシウムになります。日本のにがりの製造法はシンプルで、海水を天日干しして濃縮させ、釜で煮詰めます。塩を結晶化させ取り出した残りの液体がにがりとなり、「塩化マグネシウム含有物」や「粗製海水塩化マグネシウム」ともいわれています。

にがりは塩化マグネシウム以外にも塩化カリウムや塩化ナトリウムなど100以上のミネラルが含まれています

にがりの効果効能

にがりの効果効能は先程お伝えしたダイエット効果以外にも、豊富なミネラルを含んでいるため、様々な効果効能があると言われています。

 
脂肪燃焼
 
摂り過ぎた塩分・水分や老廃物の排出を促す
 
便秘解消
 
肌荒れ改善
 
免疫力の向上
 
アトピー・アレルギーの改善
 
血液をサラサラにする作用
 
育毛
 

といった効果効能があると言われています。

にがりが身体に有害といわれる理由

上記のような、効果効能があると言われているのにも関わらず、にがりが身体に有害といわれる理由はどのような理由なのでしょうか。

①お腹を下す

にがりの主成分であるマグネシウムとは、医療業界でいうと「下剤」にあたります。
マグネシウムは摂取すると腸の中で水を取り込んで便を柔らかくしてくれることにより、便秘を解消してくれます。

ですが、過剰に摂取すると逆に便が柔らかくなりすぎてしまい、下痢に繋がる場合があります。また、お腹を下すほどのにがりの摂取は糖質や脂質だけではなく、ビタミンやミネラルの吸収まで穏やかにしてしまうために、長期間に及ぶにがりの過剰摂取への警告が国立健康栄養研究所から出されているそうです。

②高マグネシウム血症を引き起こす可能性がある

高マグネシウム血症とは、腎臓に疾患を持っている人がマグネシウムを摂取することにより、血液内のマグネシウムの濃度が上昇する電解質代謝異常症のことです。

高マグネシウム血症の症状は、

・倦怠感、無関心
・筋力低下、筋硬直
・徐脈性不整脈、起立性低血圧
・腱反射低下、意識障害
・嘔吐、排尿障害

などがあります。

この中でも徐脈性不整脈による血圧の低下は重篤な場合は死亡するケースもあり、腎臓に疾患がある人へのマグネシウム摂取は医療業界では原則的には禁忌とされています。

③にがりの摂取は人体の内臓も硬化させる

にがりが有害だと言われる一番の理由ではあるものの、病理標本なども見つかっていないそうで、根拠がないために様々な意見が行きかっています。

なぜ、にがりが内臓を硬化させると言われているのかというと、にがりは豆腐を固める凝固剤として使われており、タンパク質を固める働きをします。そのため、人体の内臓もタンパク質で出来ていることからにがりを摂取すると、内臓が硬化してしまうと言われています。

しかし、この説に関しては、

・にがりを摂取することによることで硬化するのであれば、豆腐も食べることができないし、天然の塩は使用禁止になっていてもおかしくないはず。

・常温で豆乳の中ににがりを入れただけでは豆腐はできない。高温に温められた豆乳の中ににがりを入れることにより凝固するため、人体の体温程度ではにがりを摂取しても硬化は起きない。

といった意見もあります。

この説は未だに明確となっていませんが、にがりは食品添加物の一種であるため、過剰摂取はやはり身体には良い効果は与えてくれません。

 にがりと白髪との関係

にがり2
にがりを摂取することへは様々な意見がありますが、なぜ白髪にも良いとされているのかというと、にがりに含まれる成分でマグネシウム・カルシウム・亜鉛・銅・鉄分が白髪の予防・改善効果に繋がるからです。

マグネシウム→抗ストレスミネラルとも呼ばれており、白髪の原因でもあるストレスを軽減させるだけではなく、カルシウムの吸収効率を上げてくれます。

カルシウム→カルシウムはメラノサイトを活性化させてくれる作用があり、メラニン色素の生成を促してくれます。

亜鉛→髪を作るために必要不可欠なミネラルであり、健康な髪を作るためには必要なミネラルとされています。

→銅はチロシンからメラニン色素を作るために必要なチロシナーゼという酸化酵素を作るために必要な材料です。そのため、銅が不足してしまうとチロシンを摂取しても、チロシナーゼが上手く働かないことにより白髪の原因にもなってしまいます。
また、銅は鉄から赤血球を作るために欠かせない栄養素のため、栄養豊富な血液を作るためにも銅は欠かせません。

鉄分→赤血球やヘモグロビンを作るための主な材料であり、鉄分が不足してしまうと身体の機能低下や免疫力の低下にも繋がりますし、髪へも十分な血液と酸素が運ばれないと健康な髪が育たないことから、鉄はとても重要な栄養素になります。

まとめ

にがりは食品添加物であり、にがり自体が食べ物ではないので大量摂取することや腎臓に疾患がある方の摂取はNGです。現代人はミネラル不足と言われているために、何かしらでミネラルを摂取した方が良いというのは確かですが、摂取量を守ることが大切になってきます。

にがりでミネラルを摂取しようという方は、にがりはミネラルの凝縮液のため原液で飲むことは過剰摂取に繋がるので、必ず希釈して使ってください。

にがりを用いた健康法や美容法でにがり水、化粧水、頭皮スプレーなどがあり、作る量にもよりますが、にがりは1日数滴程度で十分です。日々の食事の+α程度としての摂取を目安にしてくださいね♪

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