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立ちくらみや疲れやすいといった症状がある貧血ですが、貧血は大きく分けて6つの種類があります。

その中でも女性に多いと言われているのが、「鉄欠乏症性貧血」です。

女性は特に月経があるので、あまり深刻にみられない場合が多いですが、現代人は女性に限らず「鉄不足」と言われています。貧血と言うと女性のイメージが強いですが、現代では男性も貧血になる可能性は十分にあります。

さらに鉄欠乏症性貧血は白髪や抜け毛の原因になることもあるので、鉄欠乏症性貧血のメカニズムや白髪のとの関係も知っておきましょう!

 鉄欠乏症性貧血とは?なぜ白髪や抜け毛の原因に繋がる?

貧血1
先程もお伝えした通り、貧血には6つの種類があります。
鉄欠乏症性貧血はその一種であり、貧血=鉄欠乏症性貧血とは限りません。

【貧血の種類】

鉄欠乏症性貧血
失血性貧血
溶血性貧血
続発性貧血
再生不良性貧血
悪性貧血

大きく分けると、この6種類になります。

これらの貧血の原因は食生活や生活習慣によるものや、病気の1つの症状としてでるものもあります。

しかし、貧血の7割は鉄欠乏症性貧血と言われています。

鉄欠乏症性貧血ってどんな貧血?

血液中の赤血球にはヘモグロビンというタンパク質が含まれています。鉄分はヘモグロビンを生成するために欠かせない栄養素で、鉄分が不足してしまうとヘモグロビンの濃度が低くなるために鉄欠乏症性貧血になると言われています。

赤血球にあるヘモグロビンの濃度が低くなることで何が起きるかというと、赤血球は全身に酸素を運ぶ役割と身体全体の酸素濃度の調整をしてくれる役割を持ちます。しかし、鉄不足になると全身に酸素が十分に運ばれなくなってしまい、身体は酸欠状態となってしまうために貧血になります。

貧血の症状とは…?

貧血というと、立ちくらみや疲れやすいといった症状が多いですが、実は貧血による身体に現れる症状は様々なものがあります。

・立ちくらみ、めまい
・肩こり
・冷え症
・動悸、息切れ
・足がつる
・集中力の低下
・免疫力の低下
・食欲低下、氷食症
・爪が割れたり、変形する
・口が切れやすい
・肌が乾燥しやすい
・イライラしやすい、憂鬱になる
・白髪、抜け毛、毛が細くなる

といった症状があり、症状によっては貧血だと気づかない人も多いです。

貧血は簡単にチェックできる!

上記のような症状を見ていると、意外と知られていない症状や気づきにくい症状もありますね。今すぐに貧血なのかどうかを確認したい場合は簡単にチェックすることができます。

貧血の兆候は目や爪、髪に現れやすいので、是非チェックしてみてください。

爪が反る

下瞼の内側が白っぽい

フケやかゆみ

髪が細くなったり、パサつく

髪が抜ける

頭皮が硬い

理由として、抵抗力の低下であったり、赤血球が少なく赤みがでないことや酸素不足による細胞の機能低下、ヘアサイクルの乱れがあると言われています。

 鉄欠乏症性貧血と白髪との関係

貧血2
前述で少し白髪との関係が分かってきた方もいると思いますが、そもそも髪を成長させるにも、髪を黒色に色を付けるためにも髪には栄養と酸素が必要となります。

栄養と酸素をどこから補給するのかというと、頭皮に無数にある毛細血管から毛乳頭が取り込むことで、健康な髪を育てることができるようになります。

しかし、栄養も酸素も不足してしまうと栄養不足・酸素不足になってしまうために健康な髪を育てることができなくなってしまいます。そのため、髪が抜けやすかったり、色が付かないまま白髪として生えてしまいます。

人間の身体には様々な栄養素が必要とされており、健康維持や生命活動の維持には身体に本来あるはずの栄養素を食生活やサプリメントなどで補充することが大切ということは皆さんご存知だと思いますが、なぜ髪を育てるために酸素が必要になるのでしょうか。

実は、細胞というのは栄養と酸素があって初めて正常に機能されます

細胞の活動エネルギーは組織液にある栄養と酸素で、それらを取り込む代わりに二酸化炭素やアンモニアといった身体に不要なものを組織液渡すことで老廃物として排出してくれます。

しかし、酸素が不足してしまうとこの流れが出来なくなってしまうために、活動エネルギーが不足するだけではなく、老廃物が排出されにくくなるために細胞が機能低下を起こしてしまうからです。

当サイトでも栄養を摂取することは身体の健康や白髪の改善に繋がることも沢山お伝えしてきましたが、酸素も身体の健康と白髪の改善には欠かせないものです。

髪も細胞の細胞分裂により、作られています。髪を育てるためには毛母細胞が、色を付けるためには色素細胞(メラノサイト)がそれぞれ健康な髪を作ってくれていますが、酸素不足になることでこれらの細胞が機能低下してしまうと、白髪や抜け毛に繋がってしまいます

そのためにも身体に必要な栄養を摂取することと、鉄を摂取し十分な酸素を全身に運んであげることは健康な髪を作るためにはとても大切ですし、土台となる部分でもあります。

鉄欠乏症性貧血が原因の白髪は「ヘム鉄」がオススメ!

そもそも、身体が酸素不足にならないようにするためにはどれだけの鉄を摂取すればよいのかというと、鉄の摂取は厚生労働省の食事摂取基準により、推奨摂取量が定められています

成人男性→7.0~7.5mg/日
成人女性(月経あり)→10.5mg/日
成人女性(月経なし)→6.0~6.5mg/日

が推奨摂取量になります。

では、実際に鉄を摂取しようと思うとどのような食べ物があるのでしょうか。

レバー
うなぎの肝
あさり
パセリ
大豆、湯葉
ケシ
えごま
あおのり
ひじき
岩のり

などがあります。

しかし、鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、吸収率が異なってきます。

ヘム鉄…動物性食品(肉や魚)に多く含まれています。吸収率はヘム鉄単体で約10%~20%

非ヘム鉄…植物性食品(野菜や果実)に多く含まれています。吸収率は非ヘム鉄単体で約1%~6%

せっかく鉄を意識的に摂取したとしても、非ヘム鉄のみだと鉄分不足になりがちで、日本人の鉄分摂取は85%以上を非ヘム鉄から摂取しているという報告もあります。さらにダイエットや偏った食生活を送っていればなおさら鉄分不足になりやすいです。

鉄分不足にならないためにも、まずはバランスの良い食事を摂ることです。
また、非ヘム鉄を摂取するときはビタミンCやクエン酸、動物性タンパク質と一緒に摂ることで吸収率を上げることができます。

まとめ

女性は月経があるのでもちろんのことですが、ヘム鉄・非ヘム鉄を含んだ食べ物やそれぞれの吸収率を知ると、改めて食事には気を付けなければならないですし、男性も油断はできませんね。

ですが、鉄の過剰摂取は嘔吐、吐血、腹痛、下痢、眠気、痙攣、意識消失などの副作用が起きることもあります。また、慢性的な過剰摂取は肝機能障害や不整脈、糖尿病、続発性ヘモクロマトーシスといった病気になる可能性もあるので、鉄自体の過剰摂取だけではなく、吸収率を上げるビタミンCやクエン酸も過剰摂取に気を付けなければいけません。

どの栄養素でも摂取量を守り、バランスの良い食事やサプリメント摂取をすることが身体や髪の健康を守ることになります。

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