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近年、健康に対する意識が高まっている人が増えてきていることにより、「無添加」と言われる様々な商品が人気を集めるようになりましたね。

無添加のものは食品に限らず、生活用品や化粧品など幅広く扱われています。

シャンプーも近年では、無添加以外にもアミノ酸シャンプーやノンシリコンシャンプーなど髪に良いと言われるシャンプーが沢山店頭に並ぶようになりました。

その中でも、無添加でとても簡単に作れる『塩シャンプー』が頭皮の匂いや白髪に効果的と言われているのですが、塩シャンプーがなぜ白髪の改善に繋がるのでしょうか。

 塩シャンプーが白髪に良い?効果やメリット・デメリットは?

塩シャンプー1
「湯シャンプー」って皆さんも聞いたことがあるかと思いますが、塩シャンプーが話題になったのも、実は湯シャンプーが有名になったことがきっかけです。

なぜ湯シャンプーが話題になったのかというと、シャンプーには強力な洗浄成分が配合されているため、頭皮に刺激を与えたり、髪を傷めてしまう原因になることや余分な皮脂まで洗い流してしまうといった、頭皮環境に良くないという理由からでした。

実は汚れの8割程度はお湯だけでも落ちると言われていて、肌や髪に優しい湯シャンプーを始める方が増えたのですが、なぜ塩シャンプーができたのでしょうか。

塩シャンプーができた理由は?

お湯だけで頭皮の汚れのほとんどが落とすことができるのに、なぜ塩シャンプーができたのかというと、塩を使うことによって垢などの汚れもしっかり落とすことができるからです。

垢はタンパク質が頭皮の上で固まったものです。

タンパク質による汚れは熱を加えると固まるため、お湯だけで落とすには少し力不足になります。しかし、塩シャンプーは塩が持つナトリウムイオンが塩溶効果でタンパク質を溶かしてくれます

湯シャンプーと比べ、少し洗浄力がついたのが塩シャンプーになります。

塩シャンプーの効果とは?

化学成分が一切含まれておらず、尚且つ湯シャンプーより洗浄力があると言われる塩シャンプーは髪にどのような効果を与えてくれるのかというと、

頭皮の臭い予防・改善

薄毛・抜け毛予防・改善

フケや痒みの予防・改善

白髪の予防・改善

が挙げられます。

なぜ、このような効果があると言われているのかというと、それは私達の「髪や頭皮の清潔に対する認識」が違っていたことにあります。

洗髪に対する私達の認知の間違いとは?

塩シャンプー2
頭皮や髪を清潔にするということは、

「汚れや皮脂を綺麗に落としきる」ということだと考えている方がほとんどだと思いますが、キューティクルにしっかりとコーティングされている髪は汚れや臭いの元をくっつきにくくしてくれるために、お湯で流すことでも十分に落とすことができます。

しかし、シャンプーを使ってしっかりと汚れや皮脂を落とすということは、本来あってもよいはずの菌や皮脂まで洗い流してしまいます。それらが頭皮から居なくなってしまうことは、逆に雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、雑菌が住みやすい頭皮は頭皮環境が良いとは言えませんね?

そのため薄毛や抜け毛といった原因にもなりやすくなります。

また、皮脂があることにより毛穴が詰まるために健康な髪が生えづらくなるというのも、ちょっとした認識の違いがあります。

実は本来頭皮にあっていいはずの菌というのは、頭皮にバリアを作る役割を持っています。そのため、雑菌の繁殖を防いでくれたり、アレルギー物質から守ってくれたりという頭皮環境には欠かせない菌です。その菌が頭皮に居るためには皮脂と汗によってできた皮脂膜が必要になります。

しかし、洗浄力があるシャンプーでしっかりと皮脂を洗ってしまうことで、皮脂を補充しようと身体が分泌を始めます。それを繰り返すことにより、皮脂を過剰に分泌してしまうために逆に毛穴を詰まらせる結果になってしまったり、炎症の原因となるので頭皮環境を悪くしてしまうことに繋がります

塩シャンプーは適度に皮脂を落としてくれるため、洗浄力の高いシャンプーと違って、本来いてくれるはずの菌まで落とさないようにしてくれます。

塩シャンプーのメリット・デメリット

本来頭皮にいてくれるはずの菌を残しつつ、皮脂汚れを落とし、頭皮環境を良くしてくれる塩シャンプーですが、もちろんメリットだけではありません。

【メリット】

・頭皮環境を良くする
・雑菌の繁殖による頭皮の臭いを消す
・洗浄力が強いシャンプーから塩シャンプーに変えることにより、髪がサラサラになる
・乾燥肌の人には皮脂を落としすぎることにより、フケやかゆみの原因となるため、塩シャンプーは予防になる

【デメリット】

・食生活などによる老廃物の臭いは消すことができない
・元々洗浄力の弱いシャンプーを使っていた場合、サラサラになったという効果を得づらい
・塩によって髪がアルカリ性に若干傾くため、髪が傷みやすくなる可能性がある
・オイリー肌の人には洗浄力が足らず、逆にフケやかゆみの原因になる場合も

といったメリット・デメリットがあるため、自身の肌の状態なども確認した上で始めることをオススメします。

 塩シャンプーと白髪との関係

塩シャンプーが白髪の改善に役立つといわれるのは、頭皮環境を良くしてくれるという点です。

頭皮環境が悪い状態は、毛根も弱くなってしまい活力も無くなってしまっています毛根が弱くなってしまっているということは、メラノサイトの活動や機能が低下している可能性があります。メラノサイトは髪に色をつけるために大切な細胞であり、メラノサイトが上手く働いてくれないと髪に色が付けられず白髪になる原因となります。

メラノサイトの活動や機能が低下してしまうことは、メラニン色素の生成量も減ってしまいます

塩シャンプーがメラノサイトの活性化をして白髪を改善してくれるわけではありませんが、田んぼや畑も良い土壌であれば、元気な作物が出来上がるように、頭皮が良い状態であれば、髪も健康に育つことができます。

白髪予防や改善のために髪に必要な栄養素を摂取することも大切ですが、頭皮環境を整えることは健康な髪を育てるためには欠かせません。

頭皮のセルフチェックの仕方はコチラ→「【頭皮ケア剤編】・育毛剤

まとめ

塩シャンプーもメリット・デメリットがありますが、自身の肌質によっては塩シャンプーにすることも頭皮環境を整える1つの方法です。

塩のアルカリ性によって髪が傷むのが気になるという方は「酢リンス」や「酸性リンス」でpHバランスを取ることができます。ただし、酢の場合は薄めて使用したとしても酢の臭いが髪や頭皮に残ってしまうので、気になる方は酸性リンスを使うことをオススメします。

頭皮環境を整え、しっかりと栄養と酸素を届けられる状態を作り、栄養豊富な血液をつくることは田んぼや畑で作物を育てるのと一緒です。自身の身体を大切にしてあげることが白髪を改善し、健康な髪を育てる土台を作ってくれます。

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