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いよいよこのブログの本題に入っていくのですが、白髪は黒髪と違ってどのような状態になっているのでしょうか?
「歳を取れば生えてくるものだし、髪はそういうものだから気にしたことがないわよ」という方多いと思います!

ですが、髪が生えてくるしくみを考えると白髪も髪が生成されていく中で、何か違いが出てきてしまうという事ですよね。髪や肌に優しい、白髪を予防・改善するには白髪の状態がどのような状態になっているのか知る事が解決に繋がります♪

今回は白髪と年齢の関係も一緒にお話ししていきたいと思います。

 白髪と黒髪の違いとは?白髪はどんな状態なのかを知る!

髪の成分や構造の話をした際に少し髪の色についても話をしましたが、毛根には髪の色を決めるためのメラニン色素を生み出す『メラノサイト』という細胞があることをお話ししました。
白髪のしくみ1
髪を生成する際にメラノサイトはメラニン色素を生み出し、メラニン色素も一緒に髪の内部(コルテックス)へと入っていきます。そして髪に色を付けています。

メラニン色素はユーメラニン(黒色色素)フェオメラニン(黄色色素)の2種類があり、この2つの色素の割合により、皮膚や髪の色が決まります。日本人が黒い髪なのは、ユーメラニンの比率が高いためです。

では、白髪はどういった状態なのかというと、2種類の色素両方ともが髪に含まれていない状態なんです。髪は最初は全て白髪なんです!それからメラニン色素によって色が付けられます。では、色が付けられなくなってしまう原因はというと

チロシン不足

メラノサイトがメラニン色素を生成しようとする時に、アミノ酸の1つであるチロシンがチロシナーゼという酸化酵素により、変化しメラニン色素になります。
チロシンが足りない、チロシナーゼが十分に働かなければ、メラノサイトがいくら頑張ってくれたとしてもメラニン色素は生成されません。白髪のメカニズムの1つとして、このチロシン不足があります。

メラノサイトの機能低下

また、逆のパターンもあります。
メラニン色素はメラノサイト内のメラノソームという器官でしか作られません。料理と同様で材料があっても、フライパンやお鍋、キッチンがなければ、料理は作れませんよね。それと同じでチロシンは十分にあり、チロシナーゼが活動できるのにも関わらず、メラノサイトの働きが十分でないとメラニン色素は生成されなくなってしまいます。

そのため、髪に色がつかず、白髪になるというメカニズムもあります。

血管から十分な栄養が摂れていない

他にも、髪を生成する際に毛細血管が十分に栄養を運べない状態であったり、毛母細胞が十分な栄養を得られないような状態であることも白髪を生み出してしまうきっかけにもなります。

色素幹細胞の損失

2009年に東京医科歯科大学の難治疾患研究所・幹細胞研究のグループが色素幹細胞の損失により、白髪や脱毛を引き起こしてしまう事を発表しました。

色素幹細胞はメラノサイトを生成してくれる場所で、通常の色素幹細胞は色素幹細胞の複製とメラニン色素を作る色素細胞への分化ができるのですが、17型コラーゲンが欠損してしまうことにより分化しかできなくなってしまい、新しい色素幹細胞が作られなくなってしまうために白髪が増えてしまうそうです。

東京医科歯科大学・難治疾患研究所・幹細胞研究グループの研究成果
毛包幹細胞が色素幹細胞を維持する仕組みを解明

17型コラーゲンの摂取方法は残念ながら見つかっておらず、この研究成果では色素幹細胞の損失が白髪を増やしてしまうというメカニズムのみ解明されています。

 白髪はいつから生える?肌の曲がり角ならぬ髪の曲がり角!

白髪のしくみ2
近年では若白髪に悩む10代・20代の人も増えてきていますが、明らかに白髪の人の割合が多いのは年齢を重ねていくにつれて多くなっていきますよね。

なぜ年を重ねていくと白髪が生えてきてしまうのでしょうか?それは、肌の曲がり角があるように髪にも曲がり角があるんです!
髪の曲がり角とはどういう事なのかお伝えしていきますね。

白髪の主な原因は加齢によるもの!

白髪の原因は様々なものがありますが、代表的なのは加齢です。
(白髪の原因に関してはまた詳しく紹介していきたいと思います。)
代表的というよりも生き物のメカニズムなので、年齢を重ねると共に起きてしまう現象で、加齢を止める事はできませんが、通常の白髪が生えてくる原因は加齢によるものになります。

曲がり角がどういう事なのかというと、肌の曲がり角ってありますよね?
それと同じで髪にも曲がり角があるんです。

日本人の白髪が生え始める平均は、男性で34歳、女性で35歳と言われています。
髪のメカニズム自体は男性も女性も変わらないので、生え始める平均の時期もほとんど変わりません。

さらに、白髪になる順番もあるそうです!
白髪というとどうしても髪のイメージが強いですが、髪は皮膚の一部なので、体毛も白くなれば白髪といいます。

体毛の白髪になる順番は、鼻毛→髪の毛→髭→体毛→最後に眉毛の順番になるそうで、髪では、前髪の生え際→こめかみ、耳の周辺から目立ち始める事が多いそうです。

確かに白髪以外にも髪のハリ・ツヤや薄毛など気になり始める年齢を考えると髪の悩みはこの曲がり角から始まっていそうですね。

年齢と共になぜ白髪は生える…?

ある一定の年齢になると身体のピークを迎え、その後は肌や運動機能、免疫機能などといった身体の機能低下が起きてしまう事は皆さんご存知ですよね?

髪もそれと同様に、髪の色を付ける機能が低下してきてしまいます。

つまり、年齢と共にチロシナーゼ酵素の量や機能が低下してしまったり、メラニン色素を作る場所であるメラノサイトの機能が低下してきてしまうという事です。

白髪を抜けば、黒髪が生えてくるのはウソ?ホント?

白髪を抜けば、黒髪が出てくるのではないかと思って、抜く人もいると思いますが(私が抜いているタイプでした笑、後から知って意味のない事にショックでしたが…泣)
一度メラノサイトが活動を止めてしまった細胞からは、色を付ける機能が無くなってしまったために、白髪しか生えてきません。

そのために、何もしないままでいると年齢と共にどんどん白髪が増えていってしまうのです。ですが、日々意識して頭皮のケアをしていくことで、完璧にはいかずとも白髪の予防・改善をすることができます!

まとめ

黒髪と白髪の違いはメラニン色素が作られなくなってしまう、不足してしまうという事でした。髪自身とても大切な役割を持っていますし、髪が黒いのも紫外線から皮膚がんをはじめとする病気から守る役割も持っています。

人のメラノサイトの数は、ほとんど差はないそうです。17型コラーゲンの摂取方法が見つかっていない事を考えると毛母細胞やメラノサイトに十分な栄養を届け、メラノサイトの働きが落ちていかないように、日々自分の身体を大切にしてあげることが白髪予防・改善のポイントになります♪

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