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髪には感覚がないために、活動をしているものとして見られにくいですね。ましてや白髪となるともう死んでしまった身体の細胞と思うかもしれませんが、東洋医学の観点からは髪は「生きているもの」として考えられています。

東洋医学では髪は「血余(けつよ)」、血の余りとして考えられており、髪が生えてくるのも白髪になるのも生きているからこそであり、改善する事は不可能ではないといわれています。

そんな東洋医学の世界で2500年程前から生薬として使われていた『阿膠(アキョウ)』が美肌や白髪改善、婦人科系の病気の改善として韓国や中国で人気となっています。

阿膠(アキョウ)とはどんな生薬なのか、なぜ白髪に良いとされているのかを紹介していきます。

 伝統の美容法『アキョウ』とは?白髪に良いとされる理由は?

アキョウ1
2500年程前というと日本は縄文時代で、その頃からアキョウは生薬として東洋医学の世界で服用されてきました。

昔は大変高価だったために、限られた人しか手に入れることができない高級素材で楊貴妃や西太后が使用していたことが文献にも残っています。

現代でも美容や健康の生薬として韓国や中国で人気のあるアキョウとは一体どのような生薬なのでしょうか?

アキョウとは?

アキョウはロバの皮を水で加熱して作られたゼラチンで、血液機能を高める効果があり美容や婦人系の病気に用いられてきました。

ロバの皮膚に含まれるタンパク質やアミノ酸の混合物でカルシウムやマグネシウム・鉄・など27種類のミネラルやコンドロイチンが含まれています。アキョウの製造、最大手の「東阿阿膠社」の技術は中国の無形文化財に登録されています。

アキョウの血液機能を高める効果は、『補血・滋陰・潤燥・止血・安胎』です。具体的にどのような効果かというと、

 【補血(ほけつ)】

血液の循環機能の向上
血液の成分を増やす造血作用

 【滋陰(じいん)】

陰は40歳を越えると陰の気が次第に減っていくといわれており、「陰を滋養する者は長寿」という漢方理論書に記述されるほど重要とされています。

陰とは東洋医学で精・血・水を指し、「補陰(陰を補う)」「養陰(陰を養う)」「益陰(陰を益す)」3つの作用の事を滋陰といいます。

 【潤燥(じゅんそう)】

身体の外側・内側を潤すことで、

身体の外側→アトピーや皮膚の乾燥、あかぎれ、たるみ、肌のハリ・ツヤ、髪のパサパサなどの改善
身体の内側→便秘、関節痛、喘息、息切れなどの改善

を期待できるといわれています。

 【止血(しけつ)】

止血の意味はそのままで、

・外傷による出血
・生理不順
・子宮の不正出血
・妊娠中の不正出血

などへの働きがけをしてくれます。

 【安胎(あんたい)】

「胎を安らかにする」という意味で、不妊や流産・産後の病気などの治療に役立つといわれています。

アキョウと白髪との関係

アキョウ2
東洋医学の観点からの髪に関しては冒頭でも少しお話をしましたが、髪は生きているもので「血の余り(血余)」とされています。

髪はよく植物に例えられ、植物が根から水分や栄養を吸い上げるように髪も毛乳頭から栄養や酸素を吸い上げています。植物が水分や栄養が吸い取れなくなってしまい、育たなくなるのと同様に髪も毛乳頭から栄養や酸素を得ることができなくなってしまうと健康な髪が育たなくなり、白髪になります。

そのため、血液は髪にとってとても重要とされており、血が足らなくなることを血虚(けっきょ)といいます。

血虚は特に女性に起こりやすく、生理や妊娠によって血が失われることが原因とされていますが女性特有の事柄だけではなく、老化や偏った食事や乱れた生活習慣・ストレスでも血虚になり、白髪の原因となります。

そのため、血を補ってくれるアキョウは白髪の改善に有効とされています。

また、アキョウに関して日本薬学会や日本生薬学会により様々な研究が行われ、発表されています。

→『アキョウの研究事例(株式会社健康ビジネスインフォ)

まとめ

16世紀頃の書物にもアキョウは「聖薬(非常に優れ、効能が高い)」といわれ、称賛されていることから、現在でも韓国や中国で他の美容食品よりも高いのにも関わらず人気があることが納得できますね。

やはり血液内の栄養が不足することや、血の巡りが悪いとは髪の健康に大きく影響を与えてしまうため、原因となるものを改善することが重要になってきます。

それだけではなく、老化とともに血液内の栄養が不足したり吸収率が悪くなることもあるので、バランスの良い食事や血流を悪くしないよう心がけることも大切ですね!

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