白髪に有効とされる栄養素はヨード(ヨウ素)以外にもあり、今回は『チロシン』と『フェニルアラニン』についてご紹介します。
チロシンは髪の基礎知識でも出てきた、メラニン色素を作るための、あの『チロシン』です!
『チロシン』と『フェニルアラニン』がどのように良いのか、含まれている食材は何か見ていきましょう(*^^*)
目次
チロシンとフェニルアラニンの効果とは?
白髪の原因となる、チロシン不足。『チロシン』は食材から摂取する事が可能です。チロシンは髪だけではなく、うつ症状の改善や神経の疲れやストレス、疲労全般や記憶力・集中力に良いとされています。
チロシンは食材だけではなく、体内(特に肝臓)でも作られるのですが、その時に元々の材料になるのが『フェニルアラニン』です。フェニルアラニン自体は体内で作られることがないので、食材やサプリメントでの摂取でしか取り入れられません。
フェニルアラニンの効果・効能は、脳や神経細胞間の信号の伝達をしてくれる役割を持ち、うつ症状の改善、鎮痛作用、記憶力や皮膚疾患の改善に良いとされています。
歳を重ねると髪もそうですが、記憶力や肌もどんどん衰えていきますし、いつまでも若くいるためにも是非摂っておきたいですね。
ただし、フェニルアラニンの過剰摂取に関しては、はっきりとした結論が出ていないため、摂取量を守ることをオススメします。体重1㎏に対して25㎎になるので、体重が50㎏の人であれば1250㎎までの摂取となります。
チロシンを含む食材は何?
では、チロシンを多く含んだ食材を具体的に挙げていくと
【魚介類】
かつおぶし・すじこ・たらこ・マグロ・ちりめんじゃこ
【豆類】
高野豆腐・大豆・きな粉
【乳製品類】
チーズ
【穀物類】
小麦
【海藻類】
あまのり
【種実類】
ピーナッツ
があります。
含有量(100gあたりの含有量が多い順)順
1位:かつおぶし | 2600mg | 5位:きな粉 | 1300mg |
2位:小麦 | 2500mg | 5位:大豆 | 1300mg |
3位:高野豆腐 | 2200mg | 8位:すじこ | 1200mg |
4位:チェダーチーズ | 1400mg | 8位:あまのり | 1200mg |
5位:プロセスチーズ | 1300mg | 10位:たらこ | 1100mg |
フェニルアラニンを含む食材は?
また、フェニルアラニンが含まれる食材は、
【穀物類】
小麦
【魚介類】
かつおぶし・すじこ
【豆類】
高野豆腐・きな粉・大豆・さらしあん・緑豆
【肉類】
ゼラチン
【種実類】
ピーナッツ
があります。
含有量(100gあたりの含有量が多い順)順
1位:小麦 | 4100mg | 4位:大豆 | 2000mg |
2位:かつおぶし | 3000mg | 7位:さらしあん | 1600mg |
3位:高野豆腐 | 2900mg | 8位:すじこ | 1500mg |
4位:ゼラチン | 2000mg | 8位:緑豆 | 1500mg |
4位:きな粉 | 2000mg | 8位:ピーナッツ | 1500mg |
まとめ
フェニルアラニンが材料としてチロシンが作られますから、2つの栄養素が含まれる食材も同じものが多いのですね。フェニルアラニンに関しては、高血圧・心臓病を患っている方や妊婦の方は過剰摂取は良くないので、基本的に摂取量は守った方が安心です。
栄養素を一生懸命に摂ろうとする事は良い事ですが、過剰摂取を防ぐためにもバランスの良い食事をする事が髪や肌だけではなく、身体の健康にも繋がってきますよ♪
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